石塚内科・胃腸内科

0995-45-0419

内視鏡検査

内視鏡検査のご案内

がんは、早期発見・早期治療が最も大切です。しかし早期のがんは自覚症状が現れないことがほとんどですので、早期のがんを見つけるためには、定期的に内視鏡検査を受けることが大切です。

当院は「安全で体にやさしい検査」「正確な診断」を行い、できるだけ多くの方に気軽に検査を受けていただき、がんの早期発見に努めています。

安全で体にやさしい検査

「胃カメラや大腸カメラは、苦しい・怖いからしたくない」と考えていらっしゃる方が多いようです。実際には、内視鏡検査に対する感じ方は、楽な方から苦しい方まで人それぞれです。

当院は内視鏡専門医が長年にわたる経験を生かし、熟練した技術で「より苦しくない検査」を行っています。もちろん、それでも苦痛のある方がいらっしゃることも事実です。

そこで少しでも楽に検査を受けていただくようにさまざまな工夫を行っています。

  • 胃内視鏡検査では、内視鏡を鼻から入れて、舌のつけ根を通らないため、嘔吐感がなく苦痛が少ないと言われている経鼻内視鏡を使用したり、鎮静剤(静脈麻酔)を使用して検査することも可能ですので、お気軽にお申し出ください。
  • 大腸内視鏡検査は、腸を伸ばしたり捻じったりする時に痛みを感じます。細心の注意を払って、できるだけ痛みの少ないやさしい検査を行っています。

    内視鏡機器は受動湾曲機能や硬度調整機能のあるスコープの使用により、痛みの軽減をはかっています。

    また従来は空気で腸管内を膨らませるため、お腹が張って苦しいことがありました。当院は空気に比べて生体吸収性に優れている炭酸ガスを使用することで、腹満感や不快感を軽減させています。

    胃カメラと同様に鎮静剤(静脈麻酔)を使用して検査することも可能ですので、ご相談ください。

◎当院は職員全員で、できるだけ苦痛が少なく検査を受けていただけるように取り組んでいます。

正確な診断

当院はハイビジョン内視鏡システムの導入により、鮮明な画像が得られ、より精度の高い検査を行っています。

また早期がんなどの発見に有用な画像強調観察技術(NBI狭帯域光観察)や色素内視鏡を行い、より正確な診断が行えるように努めています。


胃内視鏡検査(胃カメラ検査)について

胃内視鏡検査

上部消化管(食道・胃・十二指腸)の内部を直接観察する検査です。必要に応じて、病変の粘膜の一部を採取(生検)することがあります。

この検査で食道がん、逆流性食道炎、バレット食道、胃がん、胃ポリープ、急性胃炎、慢性胃炎、十二指腸潰瘍、粘膜下腫瘍などの診断が可能です。

◎胃内視鏡検査は予約が必要です。

緊急で内視鏡検査が必要な場合はその限りではありません。

当院では、経口内視鏡(口から内視鏡を入れる)経鼻内視鏡(鼻から内視鏡を入れる)のどちらでも検査可能です。

また、以前に検査が苦痛だった方や不安が強い方は、鎮静剤(静脈麻酔)を使用して検査することも可能です。検査前にご相談ください。※検査後1~2時間程度休んでから帰っていただきます。お車の運転はお控えください。

経口内視鏡

経口内視鏡

経鼻内視鏡

経鼻内視鏡

日本消化器内視鏡学会ホームページ より引用

経鼻内視鏡検査について

経鼻内視鏡検査では、検査中に会話をすることができたり、内視鏡が舌のつけ根を通らないため嘔吐反射(オェッとなる)がなく、一般的に苦痛が少ない検査方法といわれています。一方で、鼻腔が狭い患者さんでは、鼻からの挿入が難しい場合や、痛みを感じたり鼻出血を伴ったりすることがあります。


大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)について

大腸内視鏡検査

肛門から内視鏡を入れて、大腸(結腸と直腸)と小腸の一部を直接観察する検査です。必要に応じて病変の粘膜の一部を採取(生検)したり、ポリープや早期のがんを切除します。

この検査で大腸ポリープや大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病、感染性腸炎、虚血性腸炎、大腸憩室、痔核などの診断が可能です。

◎大腸内視鏡検査は予約が必要です。

大腸の内視鏡検査は、腸の中の便をきれいに洗い流す前処置が必要です。そのご説明と前処置薬や検査食をお渡しするために、事前にご来院いただく必要があります。

胃内視鏡と同様に、以前に検査が苦痛だった方や不安が強い方は、鎮静剤(静脈麻酔)を使用して検査することも可能です。検査前にご相談ください。※検査後1~2時間程度休んでから帰っていただきます。お車の運転はお控えください。


大腸ポリープ切除について

大腸内視鏡検査中にポリープが見つかった場合、正確な診断を行い内視鏡治療の適応と判断した病変は、引き続き内視鏡的ポリープ切除術を行います。

大きなポリープや入院した上での治療が必要な病変は、連携する専門医療機関へ責任を持ってご紹介いたします。

持病でお薬を飲んでいる方への注意

血液がサラサラになる薬(抗凝固薬・抗血栓薬)を服用している方は、服用したまま大腸ポリープを切除した場合には血が止まらず、大出血を起こすことがあります。

持病でお薬を服用中の方は、予め必ずお知らせください。